髪を蓬々させたお婆さん
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:49% 作品を確認(青空文庫)
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髪型
老人
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前後の文章を含んだ引用
......の旅なんて何年にもない事だわ。」 夕方、お君さんの板橋の家へ着いた。 「随分、一人でやるのは心配したけれど、一人で行きたいって云うから、あたしがやったんだよ。」 髪を蓬々させたお婆さんが寝転んで煙草を吸っていた。 「この間は失礼しました、今日は何だか一緒にかえりたくなってついて来ましたのよ。」 長屋だてのギシギシした板の間をふんで、お君さんの御......
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髪型の表現・描写・類語(髪のカテゴリ)の一覧 ランダム5
髪の毛はまるでかもじ屋の看板のように房々として、びんがたりないので、まげがほどけかけている。
林芙美子 / 新版 放浪記
窓硝子 の紫の鹿 の子 を掛けた私の結い綿の頭がぐらぐらしていて、まるでお女郎みたいな姿だった。
林芙美子 / 新版 放浪記
小さい耳の斜め後ろ高い部分でくくられた髪は、巻子に最近は触らせないらしく、自分でくくってるせいかまとめきれずに所々飛び出てはいた
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
髪にはさか毛をたてて、まるでまんじゅうのような耳かくしにゆう。耳がかゆくて気持ちが悪い。
林芙美子 / 新版 放浪記
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老人の表現・描写・類語(中年・老人のカテゴリ)の一覧 ランダム5
老人は黙って立った。脊が高くちょうど風雨にさらされた山の枯木のような感じがした。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
入り口近くのベッドの上に座っていた老人が答える。しわだらけの顔、ぽちっとした黒目がちの目、禿げあがった額の具合、背をまるめてちょこんと座っている風情。どこをとってもオランウータンにそっくりだ。いまにもグルーミングを始めそうな、どことなく可愛い感じのする爺さんだ。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
老人は黙って立った。背が高くちょうど風雨にさらされた山の枯木のような感じがした。
志賀 直哉 / 暗夜行路 amazon
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「髪」カテゴリからランダム5
もつれた鉄条網のような髪型
村上 春樹 / 1973年のピンボール amazon
「中年・老人」カテゴリからランダム5
人間と云うものは、鳥影のようなもので、若い時の血気も、すぐまた年をとり《…略…》結局はうやむやで死ぬ。
林 芙美子 / めかくし鳳凰「林芙美子傑作集 (1951年) (新潮文庫〈第201〉)」に収録 amazon
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