武家風とも数寄屋風ともつかぬ玄関がまえ
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:45% 作品を確認(amazon)
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家の佇まい・外観
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前後の文章を含んだ引用
......市も、駅前に大きなスーパー・マーケットが出来たりして、車輛の往来もはげしくなっていた。 だが、〔招福楼〕のすべては八年前と、いささかも変っていない。 門を入り、武家風とも数寄屋風ともつかぬ玄関がまえで、座敷へ通ると、床の間に、祇園祭の山鉾の雛形が飾られてあり、香のにおいがただよっている。 縁の向うに、白砂に緑の砂洲を配した美しい庭が、夕闇に溶けこみつつあっ......
単語の意味
武家(ぶけ)
武家・・・武士の家系。また、その者(つまり武士)。⇔ 公家(くげ)。
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その家は 櫟(くぬぎ) の生垣の丈が高く、庭先の植木も大きく枝葉を伸ばしている。門柱の木の表札の墨文字が、すっかり色褪せていた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
私たちの田舎ずまいは、一銭銅貨の表と裏とのようにいろんな家畜小屋と背中合わせだった。
堀 辰雄 / 麦藁帽子 amazon
別荘風の住宅
岡本かの子 / 母子叙情
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もとの家老とかの屋敷を買い入れて、そのまま開業したという話だが、なるほど見かけからしていかめしい構えだ。家老の屋敷が料理屋になるのは、陣羽織を縫い直して、胴着にするようなものだ。
夏目 漱石 / 坊っちゃん amazon
フォークソングの歌詞に出てくる住み処みたいで風情がある
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
活動写真の看板画が奇体な趣きで街を彩 っている
梶井基次郎 / 檸檬
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