牛をかたどった鉄板のうえで、ジュージューいっている

定食屋のハンバーグは、給食のとは別物の味。肉汁がじゅわっと出て、ホロッと崩れるやわらかさ。

一口サイズのミニハンバーグ

あふれでる肉汁

牛肉の旨みが最大限に引き出された濃厚ハンバーグ

（コンソメスープ）トマトと玉ねぎが浮かんだ透明のスープはすっきりとして飲みやすい。

ブランデーを少々ふりかけて、パーッと燃やしてトリのくさみをぬき、

やや酸味のある調味料が、野菜が砕けたスープになじみ、その味がかろうじて固形を保っている具にも浸透。ほどよい塩分がダシと出会って相乗効果を生み出し、アクセントとしてクリームが芳醇な味わいを奏でる。

「グラタンのホワイトソースって、内臓の消化液みたいだって思わない？《…略…》その生温かい温度とか、しっとりした舌触りとか、ぽたぽたした濃度とか《…略…》それで、色がなまめかしいのよね。その脂肪色が《…略…》マカロニの形がまた奇妙なのよ。口の中であの空洞がぷつ、ぷつ、って切れる時、わたしは今、消化管を食べてるんだなあという気持ちになるの。胆汁とか膵液とかが流れる、ぬるぬるした管よ」

ちょっと手間をかけたコロッケ