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おそく鏡をのぞくのは時によっては非常におそろしいものである。自分の顔がまるで知らない人の顔のように見えて来たり、眼が疲れて来る故か、じーっと見ているうちに醜悪な伎楽ぎがくおもてという面そっくりに見えて来たりする。
梶井基次郎 / 泥濘 ページ位置:29% 作品を確認(青空文庫)
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鏡・ミラー 深夜
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前後の文章を含んだ引用
......いた。冷い白い肌に一点、電燈の像を宿している可愛い水差しは、なにをする気にもならない自分にとって実際変な魅力を持っていた。二時三時が打っても自分は寝なかった。  おそく鏡をのぞくのは時によっては非常におそろしいものである。自分の顔がまるで知らない人の顔のように見えて来たり、眼が疲れて来る故か、じーっと見ているうちに醜悪な伎楽ぎがくおもてという面そっくりに見えて来たりする。さーっと鏡の中の顔が消えて、あぶり出しのようにまた現われたりする。片方の眼だけが出て来てしばらくの間それににらまれていることもある。しかし恐怖というようなものもあ......
単語の意味
醜悪(しゅうあく)
醜悪・・・見た目が不細工なこと。心や行いに品がなく、みにくいこと。
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夜も残り少なになる頃
阿刀田 高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon関連カテ夜明け深夜
世界中の皆が眠りに落ちている真夜中
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ニセ物(作り話)が本物より人の心を魅きつけるっていうのが小説の世界なんだ。
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インクがべったり手に付きそうな朝刊
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