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江戸っ子は見栄を張って、つゆにちょいと蕎麦をつけて手ぐりこむ。ところが本音は、一度でいいから、どっぷりつゆをつけて蕎麦を食いたい。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:54% 作品を確認(amazon)
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見栄っ張り・虚栄心が強い
そば
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前後の文章を含んだ引用
......の蓋物へ入れて客へ出す。〔火入れ〕には、むろん、小さな炭火が入っているのである。当然、焼海苔はうまい。趣向と実用が一つになっている。 よく出るはなしだが……。 江戸っ子は見栄を張って、つゆにちょいと蕎麦をつけて手ぐりこむ。ところが本音は、一度でいいから、どっぷりつゆをつけて蕎麦を食いたい。 死ぬ間ぎわに江戸っ子が、「せめて、死ぬ前に、蕎麦をどっぷりつゆにつけて食いてえものだ」 といったそうな。この、たとえばなしは、いろいろに流用されているが、ふざ......
単語の意味
見え・見栄・見得(みえ)
見え・見栄・見得・・・1.芝居で、特に重要な場面において、役者が目立つ表情や仕草で動きを停止してポーズをとること。(見え or 見得)
2.他人によく思われようと、必要以上かっこよく見せること。(見え or 見栄)
2.他人によく思われようと、必要以上かっこよく見せること。(見え or 見栄)
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見栄っ張り・虚栄心が強いの表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
虚栄心や病的傾向や名誉心の入り交った、複雑な性格の持ち主
芥川竜之介 / 歯車
「エルメス熱」という麻布特有の風土病なのだ。見栄っ張りほど罹患しやすく、発病すると「自分は金持ちである」という幻覚を抱いて、少しでも金持ちらしく着飾ろうと悪戦苦闘する。《…略…》住民のほとんどは明らかに「ベンツ熱」を発症しているし、他にも「高級大型犬熱」(「ゴールデン・レトリバー型」「シベリアン・ハスキー型」など、毎年、症状が変わるらしい)の患者なんか、もうウヨウヨいるよ。
中村 うさぎ / 浪費バカ一代―ショッピングの女王〈2〉 amazon
彼は何となく、何かに押されてねじくれてしまった運命の中で必死にプライドを保ち続けてきた人特有の、 不明瞭 な閉じ方をしていた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
令嬢などは自尊自信の念から骨も肉も皮まで出来ていて、何でも男子に負けないところが敬服の至りだ。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
勝ちたい勝ちたいの勇猛心
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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どろりとしたそばづゆに、唐辛子を浮かしてすする。
林芙美子 / 新版 放浪記
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パスタを茹でてカルボナーラソースと和える。麺が熱いうちに細かく刻んだチーズを混ぜると、味が濃くなっておいしい。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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