むかしの趣を偲ばせる店
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:18% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
古い建物の佇まい
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......ようになったのは、おそらく幕末になってからだろう。先ず、浅草の汁粉屋・梅園が売り出したという。 現代の汁粉屋は、いずれも喫茶店のような店構えになってしまったが、むかしの趣を偲ばせる店がないではない。 神田・須田町の〔竹むら〕へ入ると、まさに、むかしの東京の汁粉屋そのもので、汁粉の味も、店の人たちの応対も、しっとりと落ちついている。 この一画......
単語の意味
趣(おもむき)
趣・・・しっとりと落ち着いて、心惹かれる特徴や雰囲気。そのものがもっている、自然とかもし出される(いい)雰囲気。ずいぶん昔のものなのに、手入れがされているさま。風情(ふぜい)。
ここに意味を表示
古い建物の佇まいの表現・描写・類語(家・建物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
当主で二十何代目というだけあって、おそろしく古い建物
吉川英治 / 銀河まつり
このカテゴリを全部見る
「家・建物」カテゴリからランダム5
ブック・エンドを不意にはずした書籍のように、家々が倒れる
獅子 文六 / てんやわんや amazon
巨大な要塞が、不吉な白蟻の塔のごとく夕暮れの淡い闇の中にくっきりとそびえ立つ
村上 春樹 / 螢・納屋を焼く・その他の短編 amazon
同じカテゴリの表現一覧
家・建物 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ