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十畳と茶の間との隔ての襖
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:28% 作品を確認(青空文庫)
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障子(しょうじ)・襖(ふすま)
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前後の文章を含んだ引用
......り妹たちは来とるんか。寝顔にでもお目にかかっておこうよ。写真――船の中にあったね――で見てもかわいらしい子たちだったが……」 二人 はやおらその部屋を出た。そして十畳と茶の間との隔ての襖 をそっと明けると、二人の姉妹は向かい合って別々の寝床にすやすやと眠っていた。緑色の笠 のかかった、電灯の光は海の底のように部屋の中を思わせた。 「あっちは」 「愛子」......
単語の意味
隔てる(へだてる)
隔てる・・・間に何か置く。間に何か置いて交流や行き来できないようにする。時間的、空間的に間をあける。
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真黄いろに煤 けた障子
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