全く気が抜けてぼんやりしていたので、そんなまずい知りあいが歩いてきていても気付かなかった。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 ページ位置:43% 作品を確認(amazon)
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気がゆるむ
油断・隙を見せる
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前後の文章を含んだ引用
......つでも濃いのが飲めるのだが、私はOL時代にやみつきになったここの薄いコーヒーが飲みたくて、会社をやめたのにわざわざ飲みにきていた。買物の帰りで、午後6時だった。全く気が抜けてぼんやりしていたので、そんなまずい知りあいが歩いてきていても気付かなかった。しかしもしも結婚前に会っておきたい人というのがいるとしたら彼だけだったから、無意識のうちに呼び寄せた、そんな気さえした。「明美。」 Kは突然私の名を呼んだ。 そ......
単語の意味
鯰(なまず)
鯰・・・ナマズ科、川や沼などに住む淡水魚。体表は滑らかで鱗(うろこ)はなく、形は細長く伸び50cmほど。頭は平べったくて口は大きい。4本ある口ひげは感覚器として利用される。体色は、背中は黒くて腹部は白い。大形のものは、地震を起こすとの俗信がある。食用。
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膨らんだ風船から空気がすっと抜けるように、力みが消えた。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
一歩あるくたびに、体じゅうの関節がダルくゆるみはじめるような気がした
安岡章太郎 / 海辺の光景 amazon
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一瞬のうろたえが完璧な優位を砂のようにくずす
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
うっかり気を許すと、たとえば真綿をつかんだら、中にとがった鉄材があった、というようなことになる。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
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膨らんだ風船から空気がすっと抜けるように、力みが消えた。
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