吉川英治 / 銀河まつり ページ位置:42% 作品を確認(青空文庫)
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家の佇まい・外観
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前後の文章を含んだ引用
......すたすたと元の道へ帰って行ったが、少し先の雑木林をぐるりと廻ると畑の地境土手の蔭を歩いて、また元の七の家の横手へ戻って来た。 お芳の姿は、もう外には見えない。 代赭色 の壁土と皮つきの丸太とで屋根低く建てられてあるそこの家は、住居というよりは仕事小屋であった。黄色い鼬草 の花が咲きみだれている垣根をふみ跨 ぐと、彼の足元から鶏の親と雛 が両方へわかれて駈けた。 「? ……」 そこへ、慎吾はしゃがみ込んだのである。 「仕事にか......
単語の意味
代赭色(たいしゃいろ)
代赭色・・・茶色の混じった橙色。代赭石(赤色の軟らかい土状の赤鉄鉱)に似た色。
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地べたにへばりついたようなトンネル長屋
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
緑色のペンキのはげた社宅
林芙美子 / 新版 放浪記
背の低い、しるしばかりの生垣
向田邦子 / 耳「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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戦災に焼けなかった、この店構え
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
古ぼけた浪人のいるような家だ。電燈が馬鹿にくらい。どんなおばけが出て来るかと思った。
林芙美子 / 新版 放浪記
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