TOP > 人物表現 > 体つき・体型・体全体の様子 > 大柄な体つき
君はがんじょうな文鎮 になって小さな部屋を吹雪 から守るように見えた。
※備考※ 部屋にいる大男、外は吹雪
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:21% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
大柄な体つき
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......荒れまくっていた。部屋 の中ではストーブの向かい座にあぐらをかいて、癖のように時おり五分刈りの濃い頭の毛を逆さになで上げる男ぼれのする君の顔が部屋を明るくしていた。君はがんじょうな文鎮 になって小さな部屋を吹雪 から守るように見えた。温 まるにつれて、君の周囲から蒸 れ立つ生臭い魚の香は強く部屋じゅうにこもったけれども、それは荒い大海を生々しく連想させるだけで、なんの不愉快な感じも起こさせなかっ......
ここに意味を表示
大柄な体つきの表現・描写・類語(体つき・体型・体全体の様子のカテゴリ)の一覧 ランダム5
眼の細い体の大きな、象のような印象を与える女中
志賀直哉「暗夜行路 (講談社文庫)」に収録 amazon
事務長がこの部屋に来ると、部屋が小さく見えるほどだった。
有島武郎 / 或る女
このカテゴリを全部見る
「体つき・体型・体全体の様子」カテゴリからランダム5
空っぽの財布のような薄い腹
向田邦子 / 三枚肉「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
「太っている」の定義を越えるような、巨体だった。全体が特大のマシュマロのように、まるで地面に盛られた泥山のような身体をしている。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
同じカテゴリの表現一覧
体つき・体型・体全体の様子 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ