甘口のつけ汁をつけてツルツル。滑らかな舌触りでダシの香りもいい。

（鴨南そば）ネギの焦げ目が香ばしい匂いを立てている。鴨肉がレモン色の脂をにじませて、つゆに浮いている。

そばが酒の友として好ましいのはだし汁の付け加減で自分で味を濃くも薄くもできるところにある。もちろんそばの香り、味も酒によく合う。だから酒の肴としては、盛りか、ざるが適してる。

油にまみれた唇に油にまみれた焼きそばをワシワシと大量に押し込むおいしさ。だんだん身を持ち崩していくようなやるせなさ。

つゆへ、どっぷりと蕎麦をつけこんでしまっては、とてもとても、 「食べられたものではない」 　のである。 　あの濃いつゆへ、蕎麦の先をつけてすすりこめば、蕎麦の香りが生きて、つゆの味にとけ合い、うまく食べられる

（ナスのパルマ風）やわらかいナスとトマトソースはとてもよく合う味で、スパゲティの上にこれをかけて食べると、一瞬、太陽のかがやく南イタリーにいるような気分になる。

つゆへ、どっぷりと蕎麦をつけこんでしまっては、とてもとても、 「食べられたものではない」 　のである。 　あの濃いつゆへ、蕎麦の先をつけてすすりこめば、蕎麦の香りが生きて、つゆの味にとけ合い、うまく食べられる

もちっとした弾力のパスタ

締めで食べる蕎麦。お酒が喉に染み渡ったあとに、蕎麦のツユが染み渡っていく感じも悪くない。

別で用意されたネギ、みょうが、生姜、ノリなどの薬味を各自好みの配分でタレの中にどさどさ投入し、そいつにそうめんと天ぷらを同時にひたして即座にすすりこむときの旨さときたら！