TOP > 感覚表現 > ものの性質・特徴 > 鈍感・感覚が鈍い
俗人に霊妙なる象徴詩がわからぬごとく、吾輩が彼等に向って示す怒りの記号も何等の反応を呈出しない。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:52% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
何かを訴えた目
鈍感・感覚が鈍い
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......見上げると、三羽共元の所にとまって上から嘴 を揃 えて吾輩の顔を見下している。図太い奴だ。睨 めつけてやったが一向 利 かない。背を丸くして、少々唸 ったが、ますます駄目だ。俗人に霊妙なる象徴詩がわからぬごとく、吾輩が彼等に向って示す怒りの記号も何等の反応を呈出しない。考えて見ると無理のないところだ。吾輩は今まで彼等を猫として取り扱っていた。それが悪るい。猫ならこのくらいやればたしかに応 えるのだが生憎 相手は烏だ。烏の勘公とあっ......
単語の意味
象徴(しょうちょう)
象徴・・・シンボル。ある意味を表す記号。具体的でない考えや物事、分かりやすく説明するための用いるもの(こと)。
ここに意味を表示
目で何かを訴えるの表現・描写・類語(目・瞳のカテゴリ)の一覧 ランダム5
何か訊け、とその目が言っている。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
同意を求めるような目を佳乃に向けてくる。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
鈍感・感覚が鈍いの表現・描写・類語(ものの性質・特徴のカテゴリ)の一覧 ランダム5
新聞紙をかじってるみたいに何も感じない
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「目・瞳」カテゴリからランダム5
「ものの性質・特徴」カテゴリからランダム5
不幸のかたまりを、鋼の球のように胸に抱いてやってきた遠縁の少年。
浅田次郎 / 角筈にて「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
目の前には、さまざまな幻が、瀕死 の彼をあざけるように、ひっきりなく徂来 する
芥川龍之介 / 偸盗
同じカテゴリの表現一覧
目・瞳 の表現の一覧
ものの性質・特徴 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ