いきなり宙に放り出されたような心もとなさに襲われる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:22% 作品を確認(amazon)
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心細い
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前後の文章を含んだ引用
......などというのはもちろん嘘なのに。「そうですか、それではお越しになる前にお電話をいただければ、わたくし、必ず売り場にいるようにいたしますので」 電話を切った途端、いきなり宙に放り出されたような心もとなさに襲われる。水島はなぜもう一押ししてくれないのか? 来たいのなら、なぜもっと強引に来ると言ってくれないのか? ラブソファに倒れ込むように身体を預け、電話の声の切れ端が耳の奥......
単語の意味
心許ない(こころもとない)
心許ない・・・頼りにならなそうで不安。心配。
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ことばの通じない外国へでもきたような心細さ
壺井 栄 / 二十四の瞳 amazon
奈落の底へでも落ちたように心細かった。
久保田 万太郎 / 春泥 amazon
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「心」の言葉を含む恐怖の表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
死が間近に迫っているかもしれぬということは 理窟 ではわかっていたが、ふしぎに感情がそれに伴わなかった。 いや、死はやはり間近に迫っていた。(牢番の)鼾がやむと、 凄まじい夜の静寂が司祭の周りを囲んだ。夜の静寂とはかすかな物音もたたぬということではなかった。闇が木立をかすめる風のように、死の 怖 ろしさを突然、司祭の心に運んできた。両手を握りしめて彼はあ、あっと大声で叫ぶ。すると怖ろしさは引潮のように去っていく。それからまた押し寄せる。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
ずしっと肩に食い込むような心理的な圧迫感
瀬戸内 寂聴 / 愛すること―出家する前のわたし amazon
心の中に柵を設けて、真実を寄せつけまいとする
マイ・シューヴァル / バルコニーの男 amazon
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「恐怖・不安」カテゴリからランダム5
胃は捻り上げられたかのように、キリリと痛んだ。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
真っ青な顔してましたねえ。ぶっ倒れるかと思いましたよ
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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