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口をあいて太平の空気を夢中に吐呑 している。
※備考※ 口を開けて寝ている
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:35% 作品を確認(青空文庫)
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眠っている姿
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前後の文章を含んだ引用
......。三足目と思う頃揚板 に蹶 いてか、ガタリと夜 に響くような音を立てた。吾輩の背中 の毛が靴刷毛 で逆に擦 すられたような心持がする。しばらくは足音もしない。細君を見ると未 だ口をあいて太平の空気を夢中に吐呑 している。主人は赤い本に拇指 を挟 まれた夢でも見ているのだろう。やがて台所でマチを擦 る音が聞える。陰士でも吾輩ほど夜陰に眼は利 かぬと見える。勝手がわるくて定めし不都合だろう......
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