TOP > 人物表現 > 思考・頭の中の状態 > 考える・頭を回転させる
その意味を一生懸命考えて無口になった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:50% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
黙る・沈黙
考える・頭を回転させる
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......けてお茶を淹れてくれようとして……弟は目が覚めた。 真由はいなくて、自分の部屋のベッドにいた。 それが、弟の見た夢の話の全貌だった。 私は横浜に向かう電車の中でその意味を一生懸命考えて無口になった。 窓の外には夜の都市が光って見えた。 電車は乗っているさまざまな人の人生を、ただただ目的地に向かって静かに揺れながら運んでいた。 ただ淋しくて、真由のことを思う......
ここに意味を表示
黙る・沈黙の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(会話が途切れて女が)ゆっくりと(小指にはめた)指輪を回してた。まるでラジオのチューニングをしているみたいに。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
部屋に降りた沈黙は息苦しく、深い悲しみに満ちていた。そこにある無言の思いは、地表をえぐり、深い湖を作り出していく古代の氷河のように重く、孤独だった。
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
貝が蓋をしたように、ぴたりと黙ったりした。
林 芙美子 / 泣虫小僧 amazon
このカテゴリを全部見る
考える・頭を回転させるの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
考える。何か正解に辿り着きそうな気配を、感じていた。暗闇の中で手を前に伸ばしてゆっくりと歩き、先は見えないがそれでももう何歩かで壁に行き当たる予感がある
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
暑さを身に感じる閑(ひま)もないほど考え耽る
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
このカテゴリを全部見る
「声・口調」カテゴリからランダム5
(沈黙して考え出した友人を見て)夜の闇が何処かから部屋の中に忍び込んできて、羊水のように彼のスマートな体をすっぽりと包んでいるみたいに僕には感じられた。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
半熟たまごのようにやわらかい声
朝井 リョウ / 僕は魔法が使えない「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
鳥がうたうような、まるみのある声音
司馬 遼太郎 / 最後の将軍―徳川慶喜 amazon
「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
「義」は、武士の掟の中で、もっとも厳格な徳目である。サムライにとって卑劣なる行動、不正なふるまいほど 忌まわしいものはない。《…略…》「義は自分の身の処し方を道理に従ってためらわずに決断する力である。死すべきときには死に、討つべきときには討つことである」
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
娘の言訳が何かわざとらしいのを感じた。
岡本かの子 / 河明り
さまざまな光景が体の奥を一瞬の熱い風のように吹き抜けて過ぎる
黒井 千次 / 群棲 amazon
同じカテゴリの表現一覧
声・口調 の表現の一覧
思考・頭の中の状態 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ
感覚表現 大カテゴリ
人物表現 大カテゴリ