歩行者用信号が青になり、足を踏み出すと、それとほぼ同時に、他の歩行者もいっせいに歩きはじめた。交差点を埋め尽くす、ちょっとした陣取りの争いにも見えた。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー ページ位置:16% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
交差点・十字路
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......小心の者は、自らの平穏のために次々と手を打つ。大きく身構えることもしなければ、臨機応変に対応することもない。心配の種を次々と潰していかないと気がすまないのだ。 歩行者用信号が青になり、足を踏み出すと、それとほぼ同時に、他の歩行者もいっせいに歩きはじめた。交差点を埋め尽くす、ちょっとした陣取りの争いにも見えた。渡り切って、右に曲がった。一番近い地下鉄入り口は逆方向にあったが、歩行者の流れに身を任せた。「目撃者いない?」女の声が唐突に聞こえ、鯨は目を向けた。ショートヘア......
単語の意味
足・脚・肢(あし)
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
ここに意味を表示
交差点・十字路の表現・描写・類語(道・道路のカテゴリ)の一覧 ランダム5
川と交差する形で、旧伊勢街道が通っている。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
渋谷のスクランブル交差点は、今日も切れ目の無い雑踏で覆い尽くされている
428 ~封鎖された渋谷で~ amazon
表参道とぶつかる原宿の交差点に近づくと、
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「道・道路」カテゴリからランダム5
この交差点はとてもグロテスクな形をしていた。まるで巨人が造った広い道路と小人たちが造った細い路地が交わっているように見えるのだ。 たとえば広い国道のほうから走ってくると、直角に右へ曲がっているL字型の道にしか見えない。しかし実際はL字型カーブと見えた先には細い路地が伸びており、国道と平行に走る水路にかかる小さな橋がある。そしてこの水路が、昭和四十六年に埋め立てが完了し、沖合の島が陸続きになるまでの海岸線だったのだ。 陸続きになった島には造船所の巨大なドックがある。これが巨人の街だ。そして海岸線を奪われた以前の漁村には、未だに細い路地が張り巡らされている。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
道・道路 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ