吉川英治 / 雲霧閻魔帳 ページ位置:35% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
足音・靴音
走る・駆け回る
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......、ちょっと、悦 しかった。音もなく牢を飛び出ると、牢路地を指さして、 「蔵六、そこだけが、気になる。見張っていてくれ」 「はい」 と、彼が、そこへ首を出している間に、霰 でも走るような軽い音が、屋根に消えた――ぽうんと、闇の外へ、雲霧は、もう飛び降りていた。 ぱさっと、途中で、お仕着の裾が、何かに引っかかった。胡粉 より白いものが点々と、月代 や、肩や......
ここに意味を表示
足音・靴音の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
街では氷を削るような音がしている。 「僕は散歩が好きですよ。」 秋田氏は楽し気にコツコツ靴を鳴らしている。
林芙美子 / 新版 放浪記
乱軍のような足音が甲板に沸き立つ
本庄 陸男 / 石狩川 amazon
橋板を 軍靴 で踏む音が、ごとんごとんと耳に響いた。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
走る・駆け回るの表現・描写・類語(歩く・歩き方のカテゴリ)の一覧 ランダム5
脱走犯人か何かのように、改札囗目がけて走り出した
木山 捷平 / 大陸の細道 amazon
尾を振る犬のように走って行く
林芙美子 / 新版 放浪記
彼の傍へ飛鳥のように馳けて来た。
横光利一 / 日輪
このカテゴリを全部見る
「音の響き」カテゴリからランダム5
(三味線)風のように夢のように、かすかな律動でそよぎたつ糸の音
宮本輝 / 蛍川 amazon
金槌を打つ音が、どこからかかすかに聞こえる。 真昼と夕方のはざまの時間、この町は静かすぎて、ずっと遠くの音までが風に乗って耳に届く。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
母親がわが子を抱えるようなあたたかい伴奏
石森 延男 / コタンの口笛 第2部 amazon
松影に声は距 てられながら
岡本かの子 / 雛妓
「歩く・歩き方」カテゴリからランダム5
同じカテゴリの表現一覧
音の響き の表現の一覧
歩く・歩き方 の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ