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頭を抱え、糸口を求めて自分の中に深く深く入り込んでいった。 こんなささいなことがきっかけになるなんて。 予測すらしていなかった。 あらあらあらと、糸がほどけていった。そして、ぴかっと答えが訪れた。まるで夕方が夜になるみたいに、なめらかな流れで。 結論は、明快に浮かんだ。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:33% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......読んだいかなる小説に対しても、こんな複雑な懐かしさをおぼえたことはない。 どうして? その時の私ののめり込みかたは、はたから見たら気味が悪いほどだっただろう。 頭を抱え、糸口を求めて自分の中に深く深く入り込んでいった。 こんなささいなことがきっかけになるなんて。 予測すらしていなかった。 あらあらあらと、糸がほどけていった。そして、ぴかっと答えが訪れた。まるで夕方が夜になるみたいに、なめらかな流れで。 結論は、明快に浮かんだ。〝ああなんだ、そういえば読んだんだ〟 このひとの、このシリーズを。大好きで、子供心にも熱中して読んだ。「バイバイ、エンジェル」「薔薇の女」たしかに憶えてる、もう......
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何気もなく云ったらしい一言が、事件の真相らしいものをチラリと私の頭に閃 めかしてくれた
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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その言葉に、辰川の肩が揺れて、 前屈みになったまま固まったように動かなくなった。《…略…》辰川が身を起こし、顔を向けて、「どうして気が付かなかったんだ」と呟き、続けた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
ずっと気になっていたこと、心の底でゆっくりと渦を巻きながら濃くなってゆく霧のようなものの正体が、ふと少し見えた気がした
池澤夏樹 / 真昼のプリニウス amazon
戻ってはいけないと私の勘が言う。それは、 99% までが本気で帰りたがっているのにどうしても許可が下りないという感じだった。
吉本 ばなな / 血と水「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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蜃気楼みたいに現れたり
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
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