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氷づけにされたみたいにがちがちと震えている。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 ページ位置：70% 作品を確認（amazon）
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体が小刻みに震える
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前後の文章を含んだ引用
......く絨毯みたいな雲がいちめんに広がっている。そしてその下には、うっすらと青い影色に染まりつつある糸守湖がある。 あれ？ と私は思う。 おかしい。 私はさっきから、氷づけにされたみたいにがちがちと震えている。 いつのまにか、怖くてたまらない。 怖くて怖くて、不安で悲しくて心細くて、頭がどうにかなってしまいそうだ。冷たい汗が、栓が壊れたみたいに吹き出し続けている。 も......
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