日本語表現インフォ：ピンとくる言葉や描写が見つかる辞典

TOP > 風景表現 > 時間帯（朝・昼・夜） > 夕方

TOP > 風景表現 > 地上・陸地 > 山

若葉の山腹が西日を受けて、野の只中に金屏風を立てたように見える

三島由紀夫 / 金閣寺　作品を確認（amazon）

この表現が分類されたカテゴリ

夕方山

しおりに登録する

前後の文章を含んだ引用

no data

単語の意味

山腹（さんぷく）

若葉（わかば）

西日（にしび）

山腹・・・山の麓（ふもと）と頂上の間の、真ん中らへんの場所。中腹（ちゅうふく）。

若葉・・・芽を出したばかりの葉。とくに、初夏の木々のみずみずしい葉。新葉（しんば）。

西日・・・西に傾いた太陽の光。とくに、真夏の変わらず衰えない夕方の日差しについていう。

ここに意味を表示

夕方の表現・描写・類語（時間帯（朝・昼・夜）のカテゴリ）の一覧ランダム５

広告塔やビルの壁面でイルミネーションが明滅しはじめているが、まだ昼の光が残っている。光も闇もチャイナ・ブルーの青に溶け合ってしまう時間だ。

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録　amazon関連カテネオン・イルミネーション夕方

夕暮の気配が部屋の窓や机の上の書物に影をつけ始める

野間宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録　amazon

夕闇が広がるにつれ、空は氷が張ったようにしんとしてくる

小川洋子 / 余白の愛　amazon

乳色の夕靄がたちこめはじめた。

遠藤周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録　amazon関連カテ夕方霧・かすみ・もや

（山小屋の）窓の外には、夕焼けに染まる山々が遠くまで連なり、教会の鐘の音でも聞こえてきそうな荘厳な空気が漂っているようだった。

湊かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ夕方絶景・美しい風景登山・山登り

このカテゴリを全部見る

山の表現・描写・類語（地上・陸地のカテゴリ）の一覧ランダム５

山々の向うから、次々と大軍団のように雲がせり出して来る。

三島由紀夫 / 金閣寺　amazon関連カテ山雲の流れ

ポーッと次第に上の方へと赤みがかった山の肌。まるで破瓜期（はかき）の少女の陰毛のようにポヤポヤと見えるのは、やっぱり立木の群だろう。

檀一雄 / 佐久の夕映え「檀一雄全集〈第1巻〉花筐,佐久の夕映え (1977年)」に収録　amazon関連カテ山夕方

南画からそっくり抜け出したような嶮しい山

竹西寛子 / 長城の風　amazon

臥した牛の背のように悠揚として空に曳くながい稜線

森敦 / 月山　amazon

幾度見てもあきる事のない山のたたずまい

有島武郎 / 生まれいずる悩み

このカテゴリを全部見る

「地上・陸地」カテゴリからランダム５

（駅前）大型百貨店が並ぶ北口に比べれば、南口はまだ街の整備が進んでいない分、再開発の余地が残されている。少し奥に入れば、そこには≪古い・狭い・低い≫の三拍子揃った雑居ビルが肩を並べる空間だ。

東川篤哉 / 謎解きはディナーのあとで 2　amazon関連カテ街や村の雰囲気・印象駅前

むき出しの崖の赤土が、挑発するように沼の横にそそり立つ

関連カテ池・湖・沼・水たまり崖・谷・断崖絶壁

奇妙なほどつるりとした円錐形の山が見えた。その先端はまるで巨大な力でねじまげられたような形にゆがんでいる。

村上春樹「羊をめぐる冒険」に収録　amazon

高級住宅街というのは夜になっても偉そうだ

伊坂幸太郎 / 砂漠　amazon関連カテ夜景・夜の眺め町並み・集落

黒いゴリゴリの岩

宮沢賢治 / ひかりの素足

「時間帯（朝・昼・夜）」カテゴリからランダム５

みんなうるさいほど元気に朝の支度をしていて、父はもうとっくに出かけ、母はたち働いて、家の中はすべてが紛れてしまうくらい生命にあふれている。

吉本ばなな「アムリタ（上） (新潮文庫)」に収録　amazon関連カテ朝忙しい・多忙・慌ただしい

遠い山々が雪が煙ると見えるような柔らかい乳色につつまれる

川端康成 / 雪国　amazon

薄明に照らされた眠りの世界

店の外に出ると、夕暮れだった。白いマンションや白い人間達から順に夕暮れの色になっていく。

又吉直樹「劇場（新潮文庫）」に収録　amazon

空は赤白く曇って、山の端だけが、剥げたように透明になっていた。

岡本かの子 / やがて五月に (1956年)　amazon関連カテ山朝日・朝の光

同じカテゴリの表現一覧

地上・陸地の表現の一覧　

時間帯（朝・昼・夜）の表現の一覧　

風景表現大カテゴリ

表現の大区分