沈黙が重いので、TVをつけた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:62% 作品を確認(amazon)
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気まずい
静けさ・静寂
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前後の文章を含んだ引用
......私は、着いたってよ、と言ったきり、弟に何も言わなかった。 彼も黙っていた。 変な感じがした。 何かがずれているような、釈然としない、何とも言えない感じだった。 沈黙が重いので、TVをつけた。 ニュースの時間だった。 画面に、飛行機が映っていて、心臓が止まりそうになった。 飛行機は真っ二つに折れていて、白煙をあげていた。大勢の人々が右往左往し、担架が......
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静けさ・静寂の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
身が竦むほど静かなまま
吉田修一「悪人」に収録 amazon
自分がいったいどこにいるのかわからなくなってしまいそうなほどの百パーセントの沈黙だ。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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「嫌い」カテゴリからランダム5
心には羨望の漣漪(さざなみ)が立った。
夏目 漱石 / 明暗 amazon
家に遊びに来たそうなことを言ったため、祖母が寝たきりであることをバリケード代わりに使っていた
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
夏目漱石 / 吾輩は猫である
「音の響き」カテゴリからランダム5
雨は、羅生門をつつんで、遠くから、ざあっと云う音をあつめて来る。
芥川龍之介 / 羅生門
喫茶店から甘い、くすぐるような音楽が聞こえてくる
遠藤周作 / 海と毒薬 amazon
地響きが地の底で大太鼓でも打つ不気味さで、少しずつ少しずつ大きくなり、まっしぐらに接近してくる
杉本 苑子 / 今昔物語ふぁんたじあ amazon
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