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畳二つをならべたほどのガラス窓いっぱいに、天ノ橋立の景観がのぞまれる部屋
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:12% 作品を確認(amazon)
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旅館・ホテル
室内からの外の眺め
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前後の文章を含んだ引用
......うけて外へ出た。 月の無い、京の冬にしてはめずらしい暖夜であった。◇ 翌日も暖かい。 私たちは、列車で丹後の〔天ノ橋立〕へ向った。 夕暮れ前、旅館に到着した。 畳二つをならべたほどのガラス窓いっぱいに、天ノ橋立の景観がのぞまれる部屋で、松葉ガニのちり鍋を食べた。 接待の中年の女中が、さすがにゆきとどいている。 こういうときには、何を食べてもうまいにちがいない。 翌日。雨もあがって、うすぐも......
単語の意味
景観(けいかん)
景観・・・景色。眺め。とくに、すぐれた美しい景色。
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崖にしがみついたような小さな旅館
川崎 長太郎 / 伊豆の街道 amazon
見るからにホテル・ビジネスのプロという雰囲気の男だった。《…略…》彼らは大体いつも笑みを浮かべているのだが、状況に応じて笑顔を二十五種類くらい使いわけられるのだ。丁寧な冷笑から、適度に抑制された満足の笑みまで。その笑顔のグラデーションには全部番号が振ってある。ナンバー1からナンバー25まで。そういうのを、彼らは状況に応じてゴルフ・クラブを選ぶみたいに使いわける。そういうタイプの男だった。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
(船宿みたいな宿屋から)白樺荘に移って来たと云うのは、驢馬(ろば)を豚に乗り替えたも同然
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硝子戸越しに見る戸外は、風があって樹木が揺れているのに、いやに静かで、水族館の硝子越しに見る水の中の世界のようでした。
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