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手のつけようのない数学の問題を目の前にして、時計の針を動くのを眺めているような毎日
現代の文学〈17〉安岡章太郎 作品を確認(amazon)
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ぼんやり・朦朧・ボーっとする
上の空・心ここにあらず
お手上げ・なす術がない・途方に暮れる
とてもさびしい
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ぼんやり・朦朧・ボーっとするの表現・描写・類語(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
美しい朦朧の意識が紅靄 のように彼を包んだ。
岡本かの子 / 金魚撩乱
岡本かの子 / 金魚撩乱
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上の空・心ここにあらずの表現・描写・類語(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
まわりの形色も物音もぼっとなって夢の中を歩いているよう
岡本かの子 / 巴里祭
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お手上げ・なす術がない・途方に暮れるの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
日ざしを失った日時計のように、忽(たちま)ち途方に暮れ
三島 由紀夫 / 美徳のよろめき amazon
立ち向かうことができず、かと言って逃げ出すこともできずに途方に暮れていた
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
迷い子のように途方にくれた良枝の顔
浅田次郎 / オリヲン座からの招待状「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
あまりに急激に廻転している歯車の前に立ったときのように、手の出しようがなかった。
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
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とてもさびしいの表現・描写・類語(寂しい・喪失感のカテゴリ)の一覧 ランダム5
私は、まだこのひとと居たかった。このひとの持つ淋しさの層は、人類の歴史と同じくらい厚く、そこに吹く風は誰も振り向かなくなった墓石の上を渡って行くように寒々しかった。それでもそれが人間のもともと持っている淋しさによく似たエッセンスを持っているので、このひとと離れ難く、本当は淋しくて仕方ないのにないことにしてごまかした幾千もの夜の痛みが、一挙に吹き出してきた。そして、その洪水に押し流されないためには、このひとといるしかないように思えた。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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その他の気分の比喩表現の例文 一覧 ランダム5
私の血脈だけが、キコンカコン歌時計のように活発に動いていたわ
石坂 洋次郎 / 若い人 (1966年) amazon
よほど酔っ払ったのか、負ぶわれたほうは壊れた操り人形のようにフラフラとしていた。
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
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思考・頭の中の状態の比喩表現の例文 一覧 ランダム5
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寂しい・喪失感の比喩表現の例文 一覧 ランダム5
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「その他の気分」カテゴリからランダム5
店の奥では、主人が半分眠ったようにぼんやり正座している。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
舌に唾が湧いて来て
林芙美子 / 新版 放浪記
お伽噺 のようにセンチメンタル
林芙美子 / 新版 放浪記
岡本かの子 / 金魚撩乱
「寂しい・喪失感」カテゴリからランダム5
自分の顎をひざとひざの間に埋める。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
遠い旅にでも出たようなさびしい気になって
有島武郎 / 或る女
「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
麦茶の入った容器を、冷蔵庫に戻す。冷房と冷蔵庫から漏れる冷気を頼りに、自分自身を、自分自身の枠の中に保つ。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
因果の網
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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