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底光りのする雲母色きららいろの雨雲が縫い目なしにどんよりと重く空いっぱいにはだかって
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:31% 作品を確認(青空文庫)
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雨雲・暗雲
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前後の文章を含んだ引用
......労さまよ」  とまたしとやかにこたえながら、貞世を抱きかかえて立ち上がろうとすると、また頭がぐらぐらッとして、おびただしい鼻血が貞世の胸の合わせ目に流れ落ちた。 九  底光りのする雲母色きららいろの雨雲が縫い目なしにどんよりと重く空いっぱいにはだかって本牧ほんもくの沖合いまで東京湾の海は物すごいような草色に、小さく波の立ち騒ぐ九月二十五日の午後であった。きのうの風がいでから、気温は急に夏らしい蒸し暑さに返って、横......
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底光り(そこびかり)
底光り・・・奥深いところにあって、目だって表面に出てこない光。またはそう光って見えること。うわべだけの輝きではなく、そのものが持つ本質的な光。
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