TOP > 人物表現 > 服装・身なり > 服装・身なり（女性）
金の大きなイヤリング、高いヒール、ウエストがきゅっとしまったスーツ。ゆるいパーマがかかったあごまでのつややかな髪。短くてＨで真っ白な指。小柄な彼女は、武装しているように完璧だった。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置：42% 作品を確認（amazon）
この表現が分類されたカテゴリ
派手な人
服装・身なり（女性）
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......じめは笑っていても飲みはじめて少しすると突如泣いたりする奴が。そういう年齢なのかもしれない。 でも、栄子は昔の印象の通りの、どこか優雅な怠惰さをたたえていた。 金の大きなイヤリング、高いヒール、ウエストがきゅっとしまったスーツ。ゆるいパーマがかかったあごまでのつややかな髪。短くてＨで真っ白な指。小柄な彼女は、武装しているように完璧だった。 私の知っているのは、同級生で、とにかく上品で人あたりが柔らかく、高いが地味な服を着て、すっぴんで、むじゃきでおそれを知らないまっさらの彼女だった。 しかし育ち......
ここに意味を表示
派手な人の表現・描写・類語（人の印象のカテゴリ）の一覧 ランダム５
宵闇の街に立っていても彼女は派手で、浮いていた。黒いスーツを着て、雑踏に紛れていても、何か切実な、それでいてさりげないものをかもしだしていた。 表現している、と私は思った。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
服装・身なり（女性）の表現・描写・類語（服装・身なりのカテゴリ）の一覧 ランダム５
ダチョウのようにヒラヒラとお洋服をなびかせて
村上 龍 / 恋はいつも未知なもの amazon
このカテゴリを全部見る
「服装・身なり」カテゴリからランダム５
立て襟 のホックをうるさそうにはずしたまま
有島武郎 / 生まれいずる悩み
剃刀の刃のようにプレスしたズボン
三浦 朱門 / 犠牲 amazon
成岡さんは麦藁帽子を被っていた。肌を露出した肩のあたりに、網目模様の影が落ちている。
乾 くるみ / イニシエーション・ラブ amazon
「人の印象」カテゴリからランダム５
まるで影のようなその後ろ姿
高見 順 / 如何なる星の下に amazon
彼の頭上にはそういう力が備わっていることを示すオーラが天使の輪のようにぽっかりと浮かんでいて、誰もが一目見ただけで「この男は特別な存在なんだ」と思っておそれいってしまうわけである。
村上春樹 / ノルウェイの森 amazon
ぐったりとした患者は鳥のように白く眼をあけて何か呟いた
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
服装・身なり の表現の一覧
人の印象 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ
