おせちは、伝統とか、儀式とか、由来とか、そういうものの上にアグラをかいていい気になっているような気がする。 四段重ねで十二万円のおせち料理さえあるという。 おせちは、明らかに時代とズレてきているようだ。
東海林 さだお「タコの丸かじり (文春文庫)」に収録 ページ位置:70% 作品を確認(amazon)
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おせち料理
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......こう釈然としないもの、腑におちないものを感じた方々も多かったのではないだろうか。 近ごろ、おせちに疑問が多いとお嘆きの諸兄に、この辛口の一文を捧げたいと思う。 おせちは、伝統とか、儀式とか、由来とか、そういうものの上にアグラをかいていい気になっているような気がする。 四段重ねで十二万円のおせち料理さえあるという。 おせちは、明らかに時代とズレてきているようだ。 正月の朝、おとそで祝って酒になり、おせちを少しつまみ、そのあとお雑煮を食べ、「アー、もうおなかいっぱい」ということになり、「さあ、テレビテレビ」ということにな......
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あの煮干しの佃煮みたいなゴマメ(田作り)に至ってはヒドイといわざるをえない。あんなものはいまどき猫だって食べない。
東海林 さだお「タコの丸かじり (文春文庫)」に収録 amazon
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