TOP > 感覚表現 > 音の響き > 音(声)を聞く、聞こえる
内グラウンドにいる伊吹の声が、一瞬、耳たぶを引っ掻いた気がした。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 ページ位置:41% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
音(声)を聞く、聞こえる
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......らりと思った。 階段の途中の窓から外を見る。佳代子ちゃんは運動部のグラウンドの使用状況まで把握していて、今日は内グラウンドがサッカー部、外グラウンドが野球部だ。内グラウンドにいる伊吹の声が、一瞬、耳たぶを引っ掻いた気がした。私は振り切るように階段を駆け上がり始めた。 浴衣を着付けながらお母さんが首をかしげた。「ちょっと子供っぽいかしら。やっぱり、新しいの買えばよかったわね」「いい。......
単語の意味
耳朶・耳埵(みみたぶ・みみたぼ)
耳朶・耳埵・・・1.耳の一部。耳の下のほうに垂れ下がった、柔らかいふくらみの部分。
2.(1の肉付きがいいのは福の相という俗説から)幸運なこと。
2.(1の肉付きがいいのは福の相という俗説から)幸運なこと。
ここに意味を表示
音(声)を聞く、聞こえるの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
甘美な、生への誘惑のような音の波が、ホールの中をきらきらと光りながら走り抜ける
福永 武彦 / 草の花 amazon
このカテゴリを全部見る
「音の響き」カテゴリからランダム5
暗い太鼓のような夜の海鳴りの音
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
大風の海のような凄まじい物音が、河原の石さえ走らせそうにどっと沸き返る
芥川 龍之介 / 邪宗門 (1977年) amazon
ピッコロが小鳥のさえずりのような軽快なトリルを演奏していた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
同じカテゴリの表現一覧
音の響き の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ