TOP > 風景表現 > 時間帯(朝・昼・夜) > 夕方

TOP > 風景表現 > 時間帯(朝・昼・夜) >


カテゴリ検索 単語の意味
夕暮の風が海を渡りそして草を揺らせる間に、夕闇がゆっくりと淡い夜に変わり、幾つかの星がドックの上にまたたき始めた。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 ページ位置:83% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
夕方
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......キは潮風で赤く錆びつき、その脇腹には病人のかさぶたのように貝殻がびっしりとこびりついている。 僕たちは随分長い間、口をつぐんだまま海と空と船をずっと眺めていた。夕暮の風が海を渡りそして草を揺らせる間に、夕闇がゆっくりと淡い夜に変わり、幾つかの星がドックの上にまたたき始めた。 長い沈黙の後で彼女は左手でこぶしを作り、右の手のひらを神経質そうに何度も叩いた。そして赤くなるまで叩きつづけてから、まるで気が抜けたように手のひらをじっと眺め......
単語の意味
淡い(あわい)
夕闇(ゆうやみ)
淡い・・・味や色や香りなどが薄い。光や形がぼんやりしている。
夕闇・・・日が沈んで、月が出るまでの間の薄い暗闇。夕方、月がなくて暗いこと。
ここに意味を表示
夕方の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ゆるやかに、太陽が傾きはじめていた。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
もうすっかり日が暮れているのに気付き、部屋の電気のスイッチを入れた。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
灰色の影にひたされた廊下
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon関連カテ夕方室内に差し込む光
このカテゴリを全部見る
夜の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
山々の黒い影が、闇よりもずっしりと黒く街を見つめている。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon関連カテシルエット・影絵
夜霧が白い。
林芙美子 / 新版 放浪記関連カテ霧・かすみ・もや
六時を過ぎると街は 鈍色にびいろ の夜に変っていた。
阿刀田 高 / 狂暴なライオン「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon関連カテ夕方
このカテゴリを全部見る
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
まだニワトリすら鳴いていない時間
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
時間帯(朝・昼・夜) の表現の一覧 
風景表現 大カテゴリ
表現の大区分