TOP > 人物表現 > 動作・仕草・クセ > 文字を書く・執筆する
新らしい筆記帳の使いはじめ字を書き損ねたときのことです。筆記帳を捨ててしまいたくなるのです。
梶井基次郎 / 橡の花――或る私信―― ページ位置:95% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
文字を書く・執筆する
日記・手帳
文字・活字
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......ありました。それは何歳位だったか覚えませんが、自分の顔の醜いことを知った頃です。もう一つは家に南京虫が湧 いた時です。家全体が焼いてしまいたくなるのです。も一つは新らしい筆記帳の使いはじめ字を書き損ねたときのことです。筆記帳を捨ててしまいたくなるのです。そんなことを思い出した末、私はその年少の友の反省の為に、大切に使われよく繕われた古い器具の奥床しさを折があれば云って見たいと思いました。ひびへ漆を入れた茶器を現......
ここに意味を表示
文字を書く・執筆するの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
日記・手帳の表現・描写・類語(道具・家具のカテゴリ)の一覧 ランダム5
一般にみんな、日記に向かうとき素直になっているような気になっている
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
八十パーセントの事実と二十パーセントの省察というのが、日記記述についてのポリシーだ。
村上春樹 / ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
和綴じの美しいノート
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
文字・活字の表現・描写・類語(言葉・話のカテゴリ)の一覧 ランダム5
人柄に不似合いな下手 な字体
有島武郎 / 或る女
ノートの表紙には、習った漢字のみを使っているのか、「黒田正ゆき」と今にも空中分解してしまいそうな、線と線がくっつき合っていない文字で名前が書かれていました。
湊 かなえ / 罪深き女「ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)」に収録 amazon
彼が書く数字の形が好きだった。4は丸みを帯びすぎてリボンの結び目のようだし、5は前のめりになって今にも躓きそうで、どれも整っているとは言い難かったが、どことなく味があった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
心臓が肋骨を持ち上げるくらい激しく動いている
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
嬉しくてたまらない悪戯 小僧のように笑い
宮本百合子 / 伸子
朝から晩まで機械のごとく働かねばなりません
有島武郎 / 或る女
「言葉・話」カテゴリからランダム5
淋しい孤独の眼の前に、甘い蜜のような言葉がさまざまの色彩で出来た花環のようにちらついて見える
田山 花袋 / 田舎教師 amazon
煙たく息苦しくなるような言葉がもやもやと立てこめる
本庄 陸男 / 石狩川 amazon
「道具・家具」カテゴリからランダム5
一緒に眠っている人達の、思い思いの苦しみが、夜更けの部屋に満ちていて、私はたった一人の部屋がほしくなっていた。
林芙美子 / 新版 放浪記
引きつるような響きでなりつづけていた低いベルの音
野間宏 / 第三十六号「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
動作・仕草・クセ の表現の一覧
言葉・話 の表現の一覧
道具・家具 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ