層となって重なり合う雲の向こうのそのまた向こうの雲の奥に、本物の太陽が見え隠れしている。
綿矢 りさ / 仲良くしようか「勝手にふるえてろ (文春文庫)」に収録 ページ位置:37% 作品を確認(amazon)
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空・青空
雲
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......クロワッサン二個とミネストローネスープとBLTサンドしか食べていないのに変だなあ。外に出て川まで散歩すると風が目に入り涙が流れて、見上げた空は遠くで晴れている。層となって重なり合う雲の向こうのそのまた向こうの雲の奥に、本物の太陽が見え隠れしている。蔦だらけのトンネルをくぐる車の音が次から次へと塀の向こう側で通り過ぎてゆく。休憩の間に、近くの家具屋さんに行く時間あるかなあ、無理だろうなあ、欲しいものなんてな......
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空が、目に見えない速度で、ゆっくりと落ちかかってくるような気がした。
竹西 寛子 / 洋館の人達「兵隊宿 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
空は抜けるように青く、細くかすれた雲がまるでペンキのためし塗りでもしたみたいに天頂にすうっと白くこびりついていた
村上 春樹 / ノルウェイの森 上 amazon
銀粉をぶちまけたような明るい青空
海音寺塩五郎 / 戦雲「武道伝来記」に収録 amazon
空が川を越えて、ずっと向こうの街並に続いていた。吸い込まれるような色だった。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
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