憎んでも憎み足りねえ畜生
吉川英治 / 治郎吉格子 ページ位置:77% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
ひとでなし
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......、 「そうですか――」と、息をふかくついて、「するってえと、ゆうべ、あっしが帰った後ですね」 「もう明け方に近かったそうです」 「ふてえやつだ。病人を斬り殺すなんて、憎んでも憎み足りねえ畜生だ。……ああ、だが考えてみると、その種は、あっしが蒔 いたようなものだ。実あ、皆さんの前ですが、ふだんからお喜乃さんの心ばえに感服して、さるお武家から、大金を戴い......
ここに意味を表示
ひとでなしの表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「性格・態度」カテゴリからランダム5
実際に臨むといやにへえへえする。主人のおやじはその昔場末の名主であったから、上の者にぴょこぴょこ頭を下げて暮した習慣が、因果となってかように子に酬 ったのかも知れない。まことに気の毒な至りである。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
同じカテゴリの表現一覧
性格・態度 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ