草の表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
寒国育ちの犬の首っ毛のように、ふかふかした枯草
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
その茎はいたいたしくも蔓草のように細って
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
足元の草が、しなやかな細い剣を泳がせる
高樹 のぶ子 / 光抱く友よ amazon
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その他の虫の表現・描写・類語(昆虫・虫のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(虫の)眉の形をした、また櫛の歯のような形でもある(太い触角)
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
枯葉色の小さな楯のような形をしたカメ虫
森 敦 / 月山 amazon
麦藁のようなカマキリが、老いさらばえた躰(からだ)を引きずって、のろのとろ歩く
内海 隆一郎 / 街の眺め amazon
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「昆虫・虫」カテゴリからランダム5
(ひぐらし)カナカナカナカナ 美しいから物悲しい声が、あたしたちの上に降り注いでくる。《…略…》夏の盛りが、秋のとば口なのだと告げる鳴き声だ。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
池のまわりの木立から蝉の声が遠い海鳴りのように巨大なかたまりになってかれらにおしよせてくる。
大江 健三郎 / われらの時代 amazon
「植物」カテゴリからランダム5
大きな銀杏の木の影が、船の帆のように雑貨屋の屋根瓦まで伸びる
伊集院 静 / 三年坂 amazon
樹齢も知れぬ大銀杏の梢が、寒空に突き出ている
渡辺 淳一 / 白き旅立ち amazon
秋晴れの空から時折、銀杏の葉が金色の魚の形して降ってくる歩道
倉橋 由美子 / 倉橋由美子の怪奇掌篇 amazon
壁面を蔦蔓 がたんねんに這 い繁って
岡本かの子 / 母子叙情
(百日紅)私の知るかぎりの百日紅はみな暑くるしい、ときには 獰猛 な感じすら受ける花であるのに、「伽羅」に植わっていたそれだけは、なぜか別物のように上品で、 静謐 な感じがした。つややかな幹も、葉も、薄くれないの花も。
浅田次郎 / 伽羅「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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