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綿菓子のじいさんは、この寒空に雨が煙っているのに、何時までもガラガラと真鍮の車をまわしていた。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:60% 作品を確認(青空文庫)
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わたがし 屋台・出店
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前後の文章を含んだ引用
......三上氏への手紙は破る。とても華やかに暮している人に、こんな小さな現実なんて、消えてなくなるかも知れないもの――。身近にある人の事なんか妙にかすんでしまってくる。綿菓子のじいさんは、この寒空に雨が煙っているのに、何時までもガラガラと真鍮の車をまわしていた。ベンチに腰をかけて雨を灰のようにかぶって綿菓子をなめている女、その女の眼には遠い古里と、お母さんと男のことと、私のかんがえなんて、こんなくだらない郷愁しかないの......
単語の意味
真鍮(しんちゅう)
煙る・烟る(けむる・けぶる)
寒空(さむぞら)
真鍮・・・亜鉛と銅の合金。金のような美しい輝きがあり、5円玉の素材でもある。引っ張ったり叩いたりしても、割れたりちぎれたりしないので用途が広く、板や箔、精密な鋳物などにも加工される。黄銅(おうどう・こうどう)ともいう。
煙る・烟る・・・霧やかすみなどで辺りがぼやける。白煙や色のある煙がもくもくと出て、辺り一面に広がる様子。
寒空・・・冬の寒い空。いかにも寒そうな冬の空。寒天。冬天。
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