TOP > 暮らしの表現 > 道具・家具 > 鏡・ミラー


カテゴリ検索 単語の意味
元来鏡というものは気味の悪いものである。深夜蝋燭ろうそくを立てて、広い部屋のなかで一人鏡をのぞき込むにはよほどの勇気がいるそうだ。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:68% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
鏡・ミラー
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......したり顔に振り廻しているのかも知れない。大分だいぶ物騒になって来たなと、そっとうかがっている。  かくとも知らぬ主人ははなはだ熱心なる容子ようすをもって一張来いっちょうらいの鏡を見つめている。元来鏡というものは気味の悪いものである。深夜蝋燭ろうそくを立てて、広い部屋のなかで一人鏡をのぞき込むにはよほどの勇気がいるそうだ。吾輩などは始めて当家の令嬢から鏡を顔の前へ押し付けられた時に、はっと仰天ぎょうてんして屋敷のまわりを三度け回ったくらいである。いかに白昼といえども、主人のようにかく一生......
単語の意味
深夜(しんや)
深夜・・・真夜中。夜更け。深更(しんこう)。
ここに意味を表示
鏡・ミラーの表現・描写・類語(道具・家具のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「道具・家具」カテゴリからランダム5
新聞が、巨大な蛾のごとく宙を舞った
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
道具・家具 の表現の一覧 
暮らしの表現 大カテゴリ
表現の大区分