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(ピアニストの演奏)マルタ・アルゲリッチがリストの一番のコンチェルトを弾いたのです。わたしの大好きな曲です。指揮はジュゼッペ・シノーポリ。さすがにみごとな演奏でした。背筋が ぴんと伸びていて、視野の広い、流麗な音楽。でもわたしの好みからいうと、いささか立派すぎるかもしれない。わたしにとってはこの曲は、もう少し 胡散臭い、大がかりな村祭りみたいな演奏の方がぴたりとくるのです。むずかしいこと抜きで、とにかくわくわくする感じが好きなのです。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:33% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......して。 昨夜はローマでコンサートに行きました。シーズン・オフだから音楽にはとくに期待していなかったのだけれど、ひとつだけとても魅力的なコンサートに出会えました。マルタ・アルゲリッチがリストの一番のコンチェルトを弾いたのです。わたしの大好きな曲です。指揮はジュゼッペ・シノーポリ。さすがにみごとな演奏でした。背筋がぴんと伸びていて、視野の広い、流麗な音楽。でもわたしの好みからいうと、いささか立派すぎるかもしれない。わたしにとってはこの曲は、もう少し胡散臭い、大がかりな村祭りみたいな演奏の方がぴたりとくるのです。むずかしいこと抜きで、とにかくわくわくする感じが好きなのです。その点ではわたしとミュウの意見は一致しました。ヴェネチアでヴィヴァルディのフェスティヴァルが開かれているので、そこにも行ってみようかという話になっています。あな......
単語の意味
些か(いささか)
背筋(せすじ・はいきん)
胡散(うさん)
些か・・・ちょっと。少しだけ。
背筋・・・1.(せすじと読んで)背骨の外側のくぼんだ部分。背中の中心線。
2.(せすじと読んで)裁縫で、背中にあたる縫い目。
3.(はいきんと読んで)背中にある筋肉。背骨の外側を、縦(たて)に通る筋肉。
胡散・・・全体から受ける印象や態度が変で、疑わしいさま。怪しいさま。不審なさま。「胡」は「いい加減な」「でたらめな」という意味をもつ字。なお、「胡散臭い(うさんくさい)」の「くさい」は「~らしい」という意味。
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誰かが手を叩きはじめ、それがフロア中に広がっていく。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
茶道のように両手でお茶を飲んでいた。
吉本 ばなな / キッチン「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
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やっと出した声が、誰もいない灰色の道路に反響して、冷えた空気を揺らした。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
やけに陽気なそのメロディは、風人の声に含まれているさみしさを一層際立たせた。
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon関連カテ寂しい音楽
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