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幹の真ん中あたりに蟬のようにへばりついた
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 ページ位置:12% 作品を確認(amazon)
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くっ付く・へばり付く
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前後の文章を含んだ引用
......は、昇柱器もなしに俺の隣の杉に取りつき、腰のロープ一本で苦もなく木を登っていく。猿かよ。ベルトにはいつもの斧が挟んであるだけだ。「どうした、はよせんか」 ヨキは幹の真ん中あたりに蟬のようにへばりついたまま、まだ地面に立ってもじもじしていた俺を見下ろした。 早くと言われても、なにをどうしたら、なんの手がかりもない太い幹を登れるのかわからない。俺はとりあえず、幹......
単語の意味
蝉・蟬(せみ)
蝉・蟬・・・1.セミ科の昆虫を総称。夏に鳴く虫の代表。羽を畳んで木に止まり、雄は高い声で鳴きたてる。幼虫は数年かかって成虫になるが、成虫の寿命は10日から20日と短い。
2.高いところに物を引き上げるときに使う、小さな滑車。
2.高いところに物を引き上げるときに使う、小さな滑車。
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