肩上げのとってない昔風な羽織
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:8% 作品を確認(青空文庫)
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着物・和服姿
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......云わないで借りて下さい。僕はあげてもいいんですが、貴女がこだわると困るから。」 そう云って、塵紙 にこまかく包んだ金を松田さんは私の帯の間に挾 んでくれている。私は肩上げのとってない昔風な羽織を気にしながら、妙にてれくさくなってふりほどいて電車に乗ってしまった。――どこへ行く当もない。正反対の電車に乗ってしまった私は、寒い上野にしょんぼり自分の影をふ......
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着物・和服姿の表現・描写・類語(服装・身なりのカテゴリ)の一覧 ランダム5
肩上げのとってない昔風な羽織
林芙美子 / 新版 放浪記
帯の下の背縫いが、絹糸に錘(おもり)をつけて垂らしたようにぴんと一本の直線になっている
有吉 佐和子 / 華岡青洲の妻 amazon
何度も水を潜って垢の噴き出たようなネルの単衣
林 芙美子 / 清貧の書 amazon
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竹骨に張った凧紙のようにしゃんと上衣を肩に張りつけ
岡本 かの子 / 鶴は病みき amazon
洞窟探検みたいな大きなライト付きヘルメット
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
薄い鋼のようにぴんと張り詰めた着物が、腰から下の曲線を覆っている。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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