ひろびろとした水郷の其処此処に浮ぶ舟がうごくともなくうごいている。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:65% 作品を確認(amazon)
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船・ボート
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前後の文章を含んだ引用
......、身がしまってくるのです」 と、店の人がいった。〔大黒屋〕を出た私たちは、揖斐・長良・木曾の三川が伊勢湾へそそぐデルタ地帯へさまよい出た。◇ 夕暮れの光の中に、ひろびろとした水郷の其処此処に浮ぶ舟がうごくともなくうごいている。 長い堤に、すばらしい松並木があって、これが〔千本松原〕だ。 宝暦年間、徳川幕府の命令によって薩摩藩が流血と四十万両の金を犠牲にしてつくりあげた治水工事の跡であ......
単語の意味
其処此処(そこここ)
其処此処・・・そこやここ。あっちこっち。いたるところ。
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(船がやって来る)船が見る見る巨大な音楽のようにふくれ上がる
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
(転覆)漁船がてんぷくして、鯨の背のような船底を見せている
壺井 栄 / 二十四の瞳 amazon
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崖 が次第に近づいてきました。浜から腐った海草の臭いが漂い、舟底を砂がひっかきはじめると、若者は、舟から飛びおり、海に足をつけて両手で 舳 を押しはじめました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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