人とも獣 ともつかない声を、たれとも知らずわっと上げる
芥川龍之介 / 偸盗 ページ位置:61% 作品を確認(青空文庫)
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うなる・うめく
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前後の文章を含んだ引用
......争って屋敷の外へ、ひしめきながらあふれて来る。味方ももちろん、見てはいない。斧 をふりかざした平六を先に立てて、太刀や鉾 が林のように、きらめきながら並んだ中から、人とも獣 ともつかない声を、たれとも知らずわっと上げると、始めのひるんだけしきにも似ず一度に備えを立て直して、猛然として殺到する。沙金 も、今は弓にたかうすびょうの矢をつがえて、まだ微笑を絶たない顔に、一脈の殺気を浮......
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うなる・うめくの表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
獣が 唸るようなその声
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
電気ブランを飲んでるような唸りかた
林芙美子 / 新版 放浪記
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「声・口調」カテゴリからランダム5
声が経文を読むように暗い
笹沢 左保 / 終りなき鬼気 amazon
こちらからの質問は受け付けないというようなはっきりとした物言い
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
墓場の底から出てくるような落胆した声
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
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