箱の中から取り出し卓袱台の上へ置くと、その果物(メロン)はぼってりとした音を立て、室内の静けさを際立たせた
原田宗典 / メロンを買いに「しょうがない人」に収録 作品を確認(amazon)
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室内(空間)が静か
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単語の意味
際立つ(きわだつ)
際立つ・・・ひと際(きわ)(=一段と)目立つ。他との違いが明瞭である。周囲のものとはっきり区別されて、人目を引く。
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しんとした気配はなんのバリアもない僕に容易にまとわりつき、浸透してゆく。
綿矢 りさ / 自然に、とてもスムーズに「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
店内は音ひとつないほど静か
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
はるか前方の書記席でとり落とした鉛筆の音が傍聴席の隅までとどくほど、寂としている
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
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ロビーが一瞬、冷蔵庫と化して、そこにいる人たちを沈黙させる
島田 雅彦 / 未確認尾行物体 amazon
(修理から戻ってきたラジオ)つまみを回すと雑音の向こうから、野球中継が聞こえてきた。長い旅路の果て、ようやくたどり着いたような頼りなげな音だった
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
思慮深い音楽のようなざわめき
小川 洋子 / 乳歯「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
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