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一たんむす子へ萌 した尊敬の念は、あとから湧 き起るさまざまの感傷をも混えて、昇り詰めるところまで昇り詰めなければ承知出来なかった。
岡本かの子 / 母子叙情 ページ位置:29% 作品を確認(青空文庫)
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気持ちが高まる・こみ上げる
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前後の文章を含んだ引用
......みますが、僕は男ですからそうは行きません。そうとう意志を強くして、具体的の事実の上にしっかり手綱を引き締めて行かなければ、そこが違うんでしょうねえ」 けれども、一たんむす子へ萌 した尊敬の念は、あとから湧 き起るさまざまの感傷をも混えて、昇り詰めるところまで昇り詰めなければ承知出来なかった。かの女は感心に堪え兼ねた瞳 を、黒く盛り上らせてつくづくいった。 「なるほど一郎さんは男だったのねえ。男ってものは辛 いものねえ。しかし、男ってものは矢張り偉いのねえ......
単語の意味
感傷(かんしょう)
兆す・萌す(きざす)
感傷・・・心を痛めること。心が感じやすく、傷つきやすいこと。
兆す・萌す・・・1.物事が起ころうとしている。心の中にある気持ちや考えが生まれる。
2.草や木が芽を出す。芽生える。
2.草や木が芽を出す。芽生える。
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有島武郎 / 或る女
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