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武内の印象を訊かれて少々言葉を濁した返事をしてしまった。彼女はそのことを敏感に感じ取って、気にしていたのかもしれない。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:30% 作品を確認(amazon)
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口下手・話下手・うまく言葉にできない
察知・察する・勘が働く
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前後の文章を含んだ引用
......らって」 どうやら、隣の武内なる者が自分の母親の介護を担わせるに適当な人物であるかどうか首実検をしたいらしい。数日前も雪見は満喜子からの電話を受けたが、そのとき武内の印象を訊かれて少々言葉を濁した返事をしてしまった。彼女はそのことを敏感に感じ取って、気にしていたのかもしれない。「雪見さん、ちょっと手伝って」 この朝、朝食を介助していた義母に呼ばれ、雪見は彼女と一緒に祖母の体位を変えた。 お椀のおかゆは、盛りつけたうちの半分ほどが残って......
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口下手・話下手・うまく言葉にできないの表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
がうっと言葉を詰まらせた。詰まった言葉が喉を刺激したのか、軽く咳き込む。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
何か言おうとしたまま、言葉が出てこないので、結局、黙って頷いただけだった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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察知・察する・勘が働くの表現・描写・類語(気配・予感・予想のカテゴリ)の一覧 ランダム5
「それで、当然のことながら、お前はその考えには反対しているというわけか」 溝口は状況判断の鋭いところをみせた。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
この三階建ての小さな家では、家族のだれかが泣いていればその空気をかくすことはできないのでしょう。涙が湿度をあげたしめった空気は、私の部屋から階段をつたっていき、ゆっくりと二階のリビングへ降りていき、血のつながった者たちが、なんとなく鼻の頭のうえでその空気を察するのです。
綿矢 りさ / 自然に、とてもスムーズに「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
その目に 怯えたような色があることを、庄司は見逃さなかった。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
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「なるほど」 安彦は夕刊を広げながら、なま返事をした。
阿刀田 高 / 白い歯「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
本人がにこにこしてる分、壮絶なかんじがする話だった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
じっと人の目を見つめ、切々と、縷々と、思いの丈を訴える
荻野 アンナ / 背負い水 amazon
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