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白菜の残りをつまみ、白い御飯の舌ざわりを空想するなり。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:32% 作品を確認(青空文庫)
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貧乏・お金がない
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前後の文章を含んだ引用
......と、床の中で古雑誌を読みながらたべた。貧乏は恥じゃあないと云ったもののあと五ツの駄菓子は、しょせん私の胃袋をさいどしてはくれぬ。手を延ばして押入れをあけて見る。白菜の残りをつまみ、白い御飯の舌ざわりを空想するなり。 何もないのだ。涙がにじんで来る。電気でもつけましょう……。駄菓子ではつまらないと見えて腹がグウグウ辛気 に鳴っている。隣の古着屋さんの部屋では、秋刀魚 を焼く強烈......
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眼鏡を買いたくても、八十銭の日給では、その日に追われて眼鏡を買うどころのさわぎではない。
林芙美子 / 新版 放浪記
借金のあるうちは手足を縛られているようで
徳田 秋声 / 縮図 amazon
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貯金帳は出たりはいったりでいくらもない。
林芙美子 / 新版 放浪記
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