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雨上りの夜の天地は濃 い墨色 の中にたっぷり水気を溶 して、艶 っぽい涼味 が潤沢 だった。
岡本かの子 / 渾沌未分 ページ位置:42% 作品を確認(青空文庫)
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雨上がり・晴れ間がのぞく
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前後の文章を含んだ引用
......開いているのに小初の一方の心では昼間水中で味 った薫の若い肉体との感触を憶 い出している……。 少したつと小初はまた起き上った。父の様子を見ようと裏口の窓を開けた。雨上りの夜の天地は濃 い墨色 の中にたっぷり水気を溶 して、艶 っぽい涼味 が潤沢 だった。下 げ汐 になった前屈 みの櫓台の周囲にときどき右往左往する若鰡 の背が星明りに閃 く。父はあまり遠くない蘆の中で、カンテラを燃して数珠子釣りをやっている。洲の中の環虫類 ......
単語の意味
涼味(りょうみ)
艶(つや)
涼味・・・涼しげな感じ。涼しさ。涼しさを感じる味。
艶・・・1.物の表面に感じられる、なめらかで、美しく光る印象。
2.声などに張りがありなめらかで美しいこと。
2.声などに張りがありなめらかで美しいこと。
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道路沿いの商店はみんな黒々としたシャッターを下ろして、ひっそりと静まりかえっていた。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
静かに澄んだ夜景があった。湖に映る明かりのように、静止していた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
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藍色の幕のような深い空
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