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腐った海漿 のような五燭燈
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:44% 作品を確認(青空文庫)
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蛍光灯・屋内のあかり
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前後の文章を含んだ引用
......ゴムの焼けかかっているイヤな臭いがした。 「おい、親爺 、ゴム!」 「ん、あ、こげた!」 波が出て来たらしく、サイドが微 かになってきた。船も子守唄 程に揺れている。腐った海漿 のような五燭燈でストーヴを囲んでいるお互の、後に落ちている影が色々にもつれて、組合った。――静かな夜だった。ストーヴの口から赤い火が、膝 から下にチラチラと反映していた。不幸だ......
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(裸電球)赤黄色く光る硝子球
夢野久作 / ドグラ・マグラ
山の方には実にたくさんの灯りが見えた。もちろんどの灯りが君の病室のものかはわからない。あるものは貧しい家の灯りだし、あるものは大きな屋敷の灯りだ。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
段を踏みしめる度に、階段の上の橙色の電球は、線香花火の火のように細かく震える。
綿矢 りさ / 蹴りたい背中 amazon
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(スーパーの保安室は)煙草と書類と人の汗が、長い歳月をかけてひとつに入りまじったような、不思議なにおいがした。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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