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うす味を好むようになった。 だからある意味では、一般の人々よりも、ものの味をかみしめ、食通に通じつつあるのかもしれない。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:87% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......、当人は、「ものの味がよく分ってきた」と、まけおしみでもなさそうにいう。味つけなしのようなものばかり食べているうちに、あまり甘いものもすきではなくなり、ますますうす味を好むようになった。だからある意味では、一般の人々よりも、ものの味をかみしめ、食通に通じつつあるのかもしれない。*病人のことを書いたついでに、肝臓の弱いひとの話もつけ加えよう。このあいだ、肝臓が悪いという人と話していて、「肉だって食べてよいのよ、ただバタでいためたり、バタ......
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食通の表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
仕事に熱心だが、食べることにも熱心な人物として描かれている。仕事の合間に食べるものも、おいしいものをえらんでそれを実においしそうに食べる。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
岡本かの子 / 渾沌未分
おいしいといわれるものなら無理をしてでも食べにゆくし、また、おいしいかどうかわからないもので、見た目には少々うす気味わるいものでも、食べものであればちょっと味わってみたいたちだ。 この十年間は、ずいぶん国外も国内も旅行したので、旅の思い出は限りなくあるが、その思い出も、たべものとつながっている場合が多い。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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軽井沢は、冬に用のない土地だがら、シーズンを迎えると、まる一年の休眠からパッと覚めたように活気づくのである。
獅子 文六 / 胡椒息子「胡椒息子 (1953年) (角川文庫〈第668〉)」に収録 amazon
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悲しかったことから許されて泣いていた
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
美しい涙の玉をそうっとこのまま結晶させたい
谷崎 潤一郎 / 痴人の愛 amazon
鉛筆を、ひたすらに動かす。 炭素粒子が、紙の繊維に吸着していく。描線が重なり、白かったスケッチブックがしだいに黒くなっていく。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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手術室は思っていたよりもずっと素っ気ない小部屋で、壁も天井も床も機材も全部セメント色だ。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
外国から帰ってきた人はみんなどこか張り詰めていて、いい匂いがするような気がする。その人自体が生まれ変わったような、新鮮な感じがする。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
墓石を前にして、しばらく突っ立っていた。黒光りした固そうな石には父の面影などなかった
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
2人の喪服は茶器のうわぐすりのように2人の迫力ある悲しみと決心の文様を 彩っていた。
吉本 ばなな / 大川端奇譚「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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