墓の中のようにしんと静まり返って
芥川龍之介 / 蜘蛛の糸 ページ位置:33% 作品を確認(青空文庫)
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静けさ・静寂
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前後の文章を含んだ引用
......たまにそのくら暗からぼんやり浮き上っているものがあると思いますと、それは恐しい針の山の針が光るのでございますから、その心細さと云ったらございません。その上あたりは墓の中のようにしんと静まり返って、たまに聞えるものと云っては、ただ罪人がつく微 な嘆息 ばかりでございます。これはここへ落ちて来るほどの人間は、もうさまざまな地獄の責苦 に疲れはてて、泣声を出す力さ......
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静けさ・静寂の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
厚い石塀の連なりは、夕暮れの静けさを一層引き立てている
季良枝 / 由熙 amazon
あんまり静かなので、耳の中がしんしんと鳴る。
林芙美子 / 新版 放浪記
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(二階の姉妹の会話が)美しい言葉の流れが光のように振ってくる
伊藤 整 / 青春 (1960年) amazon
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