天の川もやっぱりさっきの通りに白くぼんやりかかり、まっ黒な南の地平線 の上ではことにけむったようになって、その右には蠍座 の赤い星がうつくしくきらめき
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜 ページ位置:94% 作品を確認(青空文庫)
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銀河・天の川
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前後の文章を含んだ引用
......きました。町はすっかりさっきの通りに下でたくさんの灯 を綴 ってはいましたが、その光はなんだかさっきよりは熱 したというふうでした。 そしてたったいま夢 であるいた天の川もやっぱりさっきの通りに白くぼんやりかかり、まっ黒な南の地平線 の上ではことにけむったようになって、その右には蠍座 の赤い星がうつくしくきらめき、そらぜんたいの位置 はそんなに変 わってもいないようでした。 ジョバンニはいっさんに丘 を走って下りました。まだ夕ごはんをたべないで待 っているお母さんのことが胸 い......
単語の意味
煙る・烟る(けむる・けぶる)
天の川(あまのがわ)
煙る・烟る・・・霧やかすみなどで辺りがぼやける。白煙や色のある煙がもくもくと出て、辺り一面に広がる様子。
天の川・・・晴れた夜空に、白くて川のように見える星の群れ。夜、空に帯状に見える無数の恒星の集まり。銀河。
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ごとごとごとごと汽車はきらびやかな燐光 の川の岸 を進 みました。
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜
花火でいっぱいのような、あまの川
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜
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天の川がしらしらと南から北へ亙 っている
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜
指が透き通るくらいたっぷりと月の光を含ませる
小川 洋子 / 余白の愛 amazon
どこまでも寡黙に、頑なな石の心をもって天空のその場所に腰を据えていた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
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