よくあの小さな身体から出せるなと思うほど大きく通る声だ。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置：11% 作品を確認（amazon）
この表現が分類されたカテゴリ
大声
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......のように勲が言った。顔は新聞から上げようとしない。尋恵は分かっているというふうに、その言葉には応えなかった。「尋恵さあん……尋恵さあん……」 雑音さえなければ、よくあの小さな身体から出せるなと思うほど大きく通る声だ。尋恵が顔を出すまで呼び続けるので、いい加減耳にこびりついてしまっている。いつ幻聴となってもおかしくない。 尋恵は姑の寝室のドアを開けた。「尋恵さあん……」「はい......
単語の意味
身体（しんたい）
身体・・・人のからだ。肉体。
ここに意味を表示
大声・大きな声の表現・描写・類語（声・口調のカテゴリ）の一覧 ランダム５
辺りをかまわぬ大きな声
野間 宏 / 顔の中の赤い月「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「声・口調」カテゴリからランダム５
同じカテゴリの表現一覧
声・口調 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ
感覚表現 大カテゴリ
人物表現 大カテゴリ
