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澱のような空しさが心に沈殿している
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気分が晴れない・じめじめした気持ち
むなしい・虚無感
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単語の意味
澱(おり)
澱・・・液体の底に沈んだカス。
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満喜江と寝ている事に何の感動もなかった。《…略…》汽車の時間を待ち合わせているような空虚な時間が過ぎて行くだけだ。
林 芙美子 / 牛肉「林芙美子傑作集 (1951年) (新潮文庫〈第201〉)」に収録 amazon
仄暗い虚無感が、鏡の上の曇りのように僕の意識に影を落した。
福永 武彦 / 草の花 amazon
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太陽が消えてなくなったような寒さと闇 とが葉子の心におおいかぶさって来た。
有島武郎 / 或る女
(日記の)全体が持っている悲しい心が、通って行く雲の影のように彼の胸を閉ざして行った。
大仏 次郎 / 宗方姉妹 (1954年) amazon
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風が利用できなくなった帆船のような失望
岡本 かの子 / 岡本かの子全集 amazon
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その時の悲しみと恐ろしさは何と表現していいかわかりませんね。心に釘か何かを打ち込まれるみたいな感じでした。
百田尚樹「永遠の0」に収録 amazon
「気分が晴れない・落ち込む」カテゴリからランダム5
そのまま畳の中へ沈み込んでしまいそうな顔
吉川英治 / 銀河まつり
あまり憂鬱 ですから、さかさまに世の中をながめて見たのです。けれどもやはり同じことですね。
芥川龍之介 / 河童
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